大阪かばんブランド認定企業をご紹介いたします。
今回は80年の歴史がある『 横武株式会社 』さんです。
横武株式会社は創業者が昭和初期に大阪の鞄縫製工場にいわゆる丁稚奉公として勤めたのち、工場から独立する際に当時の経営者より退職金代わりとして譲り受けたミシン一台を元手に妻と妻の弟と3人で鞄の縫製工場をはじめたのが原点です。
その後、1953 年「横武株式会社」設立。
設立当時は戦後の高度成長期に差し掛かりかけたころで鞄縫製工場は予め裁断された布帛等を支給され鞄の縫製のみを行うのが一般的でした。
しかし、小人数で縫製しても全て手作業の時代、思うように本数が上がらず、縫製加工賃だけの収入では経費を差し引くと手元に残る金額は僅かでした。
そこで、縫製加工業からの脱却を図るべく、材料仕入れから裁断、縫製までを一貫して行い、外部の有能な職人さん達を組織化して鞄メーカーとしての立場を築きました。
その後、横武株式会社は一般的な鞄と学生鞄の 2 本柱で事業を拡大していくことになります。
一般的な鞄については暮らしが豊かになると同時に人々は鞄を単なる収納・運搬するための「モノ」からファッション性も兼ね備えたバッグを求めるようになり、他方、学生鞄は兎に角耐久性が求められ、限られた期間での使用ではあるものの、風雨にさらされるなど過酷な環境下であっても教材や衣類等を守れるものが求められました。
横武株式会社ではそういったニーズを汲み取りながら、約80年の歴史の中で常に「お客様の笑顔が見たい」という想いを品質に反映し、各工程にこだわり製造・縫製を行ってきています。
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